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高齢者が元気になるおすすめの趣味とは?80代でも楽しめる健康寿命が伸びる趣味を紹介

高齢者の生活の困りごとを解決

人生100年時代といわれ、できることならいつまでも健康的に生き生きと過ごしたいものです。しかし高齢になるとどうしても心身の低下から色々なことに消極的になる方も多いかもしれません。

家に居ることが多いとついTVだけの生活になったり、体を動かさないことでさらに低下したりと悪循環になってしまいます。その延長には病気のリスクや介護状態があるため、何とか避けたいものですね。

そういった不安を解消する手段の一つとして趣味活動は大変おすすめです。自分にあった趣味をすることで楽しく続けることができ、不健康の大きな原因であるストレスや趣味の内容によっては運動不足も解消できます。

今回は80歳になってもできる趣味について効果や具体的な内容を紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、豊かな人生設計につなげていただければ嬉しいです。

高齢者が趣味を持つことで得られる3つの効果とは

冒頭で趣味を持つと健康や豊かな人生につながるとお伝えしましたが、もう少し具体的に説明します。主な効果について3つあげてますので、参考にしてください。

生きがいをもつことで人生の幸福感が上がる

高齢になると体が動きにくくなり、持病等で病院に通う人の割合も増えていきます。人が老いていくのは自然のことですが、高齢=できないことにフォーカスし過ぎて気持ちが低下してしまう人も多いかもしれません。

元気な高齢者の人に共通することの一つに何かに取り組んでいる人が多いです。70代、80代になっても仕事や農業をする人はどこか生き生きとされている印象があります。さすがに仕事となると誰でもできるわけではありませんが趣味活動であれば気軽にはじめることができます。

自分にあった趣味に気持ち良く取り組むことで、自己肯定感が上がり趣味の時間を大切にしたい目的から健康面にも意識が向きます。そうすると日々の生活においても活力が生まれ、生き生きとした時間が増えていくことを実感できるでしょう。

健康寿命を伸ばすことができる

高齢になって要介護になる人は病気や転倒、認知症が原因になることがほとんどです。家にいると楽でつい閉じこもりがちになりリスクが上がってしまいます。趣味活動はこれらのリスクを回避するために大きな効果があります。

趣味活動の中には体を動かすことができるものもありますので運動効果が期待できます。やはり何歳になっても活動的に筋肉を使って血流を促すことは重要でしょう。ただし負荷がかかりすぎると体を痛めることもあるので無理のないところで取り組むことをおすすめします。

また何かに取り組んだり手足を動かすことは脳に刺激がいき、認知症の予防に大きな効果が期待できます。あわせて人と一緒に何かをすることも、コミュニケーションが増えるとこで自然と活発な時間が増えていきます。

以上のように趣味活動には健康を阻害する原因をつぶして健康寿命を伸ばすことに直結するといっても過言ではないでしょう。それを楽しみながらできるとなるとやらない手はないと思います。

人とのつながりが広がる

高齢になると少しずつ人とのつながりが薄れていきます。バリバリ仕事をしていた人が退職して急に意欲が低下しうつ症状が出る人もおられますが、これは人とのつながりや役割がなくなったことから起こる場合も多いようです。

人は孤立すると気持ち的に落ち込んだり意欲が低下する傾向が強いと聞きます。孤立についての捉え方は個人差があるので一概にいえませんが、人生において友好的な人とのつながりも幸福感に直結するといわれています。

趣味活動が人とのつながりの場になることも多く、楽しい活動を共有しながら良い交流に参加することは心身に大変良い効果を与えます。高齢になると人と会う機会が減っていきますが、趣味活動を通すと新たな出会いを広げられることも大きな魅力でしょう。

高齢者が趣味活動を選ぶ時のポイント

趣味といってもそれまで全く自分の趣味をもっていない人からすると何をしてよいか分からない人も多いと思います。ここではまず趣味をはじめるときにご自分がどう感じるかで判断できるよう、はじめる時のポイントについてあげています。

やってみて楽しいか

一番大切なことはその趣味を実際にやってみて、またはイメージしてみて自分が「楽しい」と感じるかどうかです。趣味活動は当然やらされるものでもありませんし、自分の人生を豊かにするものなのでプラスの感情がないとやる意味が薄れます。

健康のために仕方なくという人も中にはおられるかもしれませんが、自分がしたくないことは続くことができず、結局途中でやめてしまうことがほとんどです。

趣味活動はできれば「楽しく続けること」を重視し、自分の「楽しい」や「好き」にフォーカスして選ばれることをおすすめします。

身体や心に負担はないか

楽しい思いと一緒に考えないといけないのが、身体や気持ちに負担がない程度で行うことができるかが大切です。趣味活動の効果で健康寿命を伸ばすことができるとお伝えしましたが、身体に負荷がかかり過ぎると逆効果になってしまいます。

たとえばウォーキングをしようと思っても膝が痛いのに行っては悪化につながるかもしれませんし、続けなければいけないと自分にプレッシャーをかけることで大きなストレスになってもいけません。

何事もバランスが大切なので自分の身体の状態と心に相談しながら負担がかからない様な趣味選びが重要になってきます。

お金のストレスはないか

趣味といっても様々な活動がありますが自分の経済状況に合わせた設定も考えないといけません。好きな趣味に没頭するあまり生活費も考えずにお金を消費するようなことは避けたいですね。

特に競馬やパチンコなどのギャンブル性の高いものは、一時的な脳への刺激が強く依存性が高いのでついついやり過ぎてしまいます。ほどほどで楽しめる人は良いですが一定数依存症になる人もいるのでリスクを理解しながら慎重に選ぶと良いでしょう。

あくまでも趣味は生活や人生を豊かにする時間としてとらえ、基盤となる生活が安定しているうえで楽しむものということを忘れてはいけません。経済的なストレスにつながらないようにすることも趣味活動を選ぶ時のポイントの一つとなります。

80代の高齢者でもできるおすすめの趣味活動

これまでのところで趣味活動をすることのメリットと選ぶポイントについてふれました。では具体的にどんな趣味活動がおすすめか、高齢者支援に関わってきた中で、元気な80代の高齢者が実際にやっている趣味についてあげてみましょう。

グランドゴルフ

グランドゴルフは趣味活動のメリットであげた運動と人とのつながりが程よく体験できる趣味活動です。ゲートボールと少し間違いやすいですが、ゲートボールがチーム戦に対してグランドゴルフは基本的に個人戦なのでより気軽にできるスポーツでしょう。

ある程度広いスペースがあれば準備もほとんど必要なく「だれでも」「どこでも」「いつでも」をコンセプトに幅広い年齢層で人気のあるスポーツです。準備物もボールを打つクラブが1本あれば良いので比較的コストもかかりません。

ゴルフのように楽しみながら歩くので良い運動になり、通常のプレイをすると1時間のウォーキングと同じくらいエネルギーを消費すると言われています。また芝や土の上で行うことが多いので膝や腰への負担もかるく高齢者に向いているスポーツといえるでしょう。

朝散歩

健康を考えた運動をあげたとき、次におすすめするのが朝散歩です。散歩が体に良いのは皆さん知っていますが、朝行うことでさらに健康効果が高くなります。

その理由として朝起きてすぐに外の気持ちの良い空気を吸うことで体が覚醒し、その日1日のリズムが整います。また朝の日光を浴びることで「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンがつくられ、体調や気持ちの安定につながります。

セロトニンは「睡眠ホルモン」といわれるメラトニンの原料であり、朝散歩してしっかりセロトニンを吸収することで夜の睡眠の質が上がります。良質な睡眠は認知症予防にもなり、この運動と睡眠の好循環をつくるために朝散歩はもってこいの趣味といえます。

園芸

園芸を趣味されている高齢者の方は多いでしょう。実際に植物にふれることで気持ちが安らかになり、ゆったりとした時間を楽しむことができます。

植物を育てることはペットとのふれあいと同じように「愛情ホルモン」のオキシトシンが脳で分泌されることも分かっています。自然にふれることも体に良く、園芸療法として心の安定や認知症の予防ケアとしても取り入れられています。

またプランターで野菜を育てることで自分で育てた野菜が食宅を彩る体験も気持ちの良いものでしょう。このように園芸は気持ちの安定に大きな効果のある趣味活動であると同時に、人生も豊かにしてくれます。

ボランティア

高齢になるとこれまでできていたことができにくくなり、どうしても気持ちが落ち込みがちになってしまうことが多いかもしれません。そんなときに自分が得意なことをボランティアとして活かすのもおすすめの活動です。

これまで自分の培ってきたものを他の人に教えたり一緒に楽しむことで、他者に必要とされる感覚を味わい、自信と日々の活力につながります。同時に人とのつながりが再構築されるので新たな出会いがうまれることも大きな魅力です。

地域の社会福祉協議会などで色々なボランティアの募集をしているところも多いので、興味がある人は一度調べてみて、自分が楽しめそうなボランティア活動に参加してみてはいかがでしょう。

カラオケ

最後におすすめするのが好き嫌いが分かれるかもしれないカラオケです。高齢者にカラオケをおすすめする理由としては、声を出すことで気分がリフレッシュできるのはもちろん、口の筋肉も動かすことで食べる力にもつながります。

高齢になると徐々に噛む力や飲み込む力が衰えてしまい、好きなものが食べにくくなります。いつまでも美味しいものを長く食べたいのは皆さんに共通する思いですね。カラオケで大きな声をだして歌うことはストレスを解消しながら元気な口腔機能を保てるという、2つの大きな健康効果があります。

最近はスマホでカラオケアプリもたくさんあり無料で利用できるので気軽にやってみてはいかがでしょう。カラオケ屋に行かなくても自宅にいながら自分の好きな歌を楽しめ、さらに仲間ともつながることができるので、思い切って試してみるのをおすすめします。

まとめ

今回は高齢者でも気軽にできる趣味活動について、はじめに趣味をすることで得られる効果、次に選ぶ時のポイントについて説明しました。高齢になるとできにくいことが増えますが、好きな趣味をもつことで生き生きとした時間を取り戻すことができます。

また健康効果も大きく心身機能の向上や認知症予防にもつながるので、健康寿命を伸ばす方法としても趣味をもつことは大変有効だということが分かりました。

ここでは具体的に5つのおすすめの趣味活動をあげましたが、その他にもたくさんの活動はあるので、是非自分にあった趣味を見つけてください。

今回の記事が皆さんの豊かな人生に少しでもつながることを祈っております。さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。

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